春の見え隠れ
毎年の事ですが、春には桜が咲きます。
誰かの本で読んだんだけど、桜には精神高揚の効能があるらしいです。
花見の習慣も其れが根本原因らしいです。
そして効果と引き換えに所謂「五月病」なるものがあるらしいです。
全て実験はしてないですけどそうらしいです。
それからスギや黄砂、これも何かあるかもしれないですね。
昔、バンドを組んでいました。
それは私がただ単に威張って、暴れて、イライラを解消させるだけの存在でした。
それでも何かを表現したくて、頑張って曲なぞを作っていました。
バンドは結局、私の手で葬られました。
ふざけすぎる私に対して、メンバーに見切りをつけられたのです。
今思えば、私はこの時に多くのモノを無くしてしまった気がしてなりません。
けれど、私は今になって昔の歌を唄うのです。そして、少し悲しくなるのです。
その時の自分の「最高の歌」が、今では「何も感じない歌」になってしまったからです。皆さんにも今思い出すと青臭かったと思う瞬間は、さぞあるでしょう。
私はこれからの自分を思うと、絶望的であるのかなとか考えますが、
明日を精一杯生きる事にこれからは賭けてみようと思います。
切に望む事、それはオーティスレディングの曲を聴いて涙する皆様がありますように。
春はもうすぐ死を忍ばして私の肺に入ってきます。